集団づくりに取り組む教師のカードの切り方とそのタイミング
こんばんは。たくやです。
実は昨日から突然の発熱と頭痛に襲われています。もうおさまりましたが。
梅雨明けして急な環境変化で、体調が崩れがちになります。
みなさんも夏休みを有意義なものにするために、睡眠と食事はしっかりとりましょう。
さて、今回からはwatcha合宿でともはる先生とあれやこれやと話したことを少しずつまとめてみようと思っています。
一度にドカンとやると言葉の精度を欠くので、あえて少しずつ進めてみようかと思います。
集団づくりに見通しをもつとすれば、まずは個の満足度を高めることから
どんな学年、学級でも、最初から集団づくりの実践に打って出るということは難しいそうです。
なぜなら、自分が満足できない集団に貢献しようとは思わないからです。
だからこそ、学級が始まった4月からすぐに活動を立ち上げ、システム化を通してロケットスタートを決めることはしません。
じっくりとそれぞれの子どもたちを分析しながら、一人ひとりが
「明日も学校に行きたいな」
「なんだか新しい学年のこれからが楽しみだ」
「新しい先生はおれのことちゃんと見てくれてるよ」
「友達といるとほっとするなあ」
と思えるようなクラスにすることが必要です。
満足度を高めたうえで、子どもたちのアイデアを吸い上げて楽しく遊ぶ
学級の子どもたちの分析を着々と行いながら、子どもたちの満足度を高めたうえで、学級内クラブやお楽しみ係活動、この指とまれ実践といった「子どもたちのアイデアを実現できる楽しい活動」を立ち上げます。
これは、子どもたちが自由な発想で楽しい活動を生み出すことを通して、友達とつながろうとする実践構想です。
4月・5月は無理につなげようとはせず、自然発生的な休み時間の遊びや給食でのおしゃべりのみに留まっていました。
ところが、ある程度子どもたちの満足感を満たしてくると、だんだんとエネルギーが余ってきます。
そのエネルギーを今度は外向きに発揮し、発散させるのです。
6月ころになると教師を値踏みする「試し行動」もそろそろ終わりになります。
担任との新鮮なやり取りにも飽きてきて、荒れや無気力といった子どもたちの真の姿が解放されていきます。
そこで、試し行動が終わりに差し掛かるころ、今度は子どもたちのアイデアを受け止め、みんなが楽しめるようにという目的のために知恵を絞る体験を通して、遊びを通して自治の基礎を手渡します。
※荒れや無気力は捉えようによってはあるがままの自分を解放できるクラスになったとも言えます。大事なのは、その事象が起こったから悪い、起こらなかったからいいということではなく、その子どもたちの姿をどのように分析するかです。
「みんなと楽しむ」から「他者貢献・自己成長」へ
そうした遊びを通して、
「自分がアイデアを出した遊びに友達が来てくれるとうれしい」
「あの子がやってくれたあの企画、楽しかった」
「あの子でもできるようなルールにしたら、たくさんの友達が喜んでくれた」
「ぼくたちのリクエストを聞いてくれて、ありがたい」
といった、子どもと子どもがつながる活動を打ち出した実績をもとに、今度は
「誰かのために」
「自分のために」
の活動を立ち上げていきます。実践の流れとしては9月、早くても1学期の終わりころにはなるでしょう。
今日はこのくらいにしておきます。
書き足りないくらいで止めておくと、長続きするということでしたので。
まだまだ書きたいことはいっぱいです。
具体的な実践構想
子どもたちが計画を立てることの価値
中間総括
総括
活動のリハーサルの価値
野球型とサッカー型の取り組み
・・・
子どもたちの成長に関わる理論も勉強しないとな。
エビデンスがきちんと出てくるともはる先生を見て、そう感じました。